
とっても大事な職場の笑顔
世の中には様々な職種があります。そして様々な雇用形態がある。多様な働き方が存在する昨今、「働く」という事実のうえにおいて私たちは平等です。
さてそのなかで労働者が笑顔でいるという佇まいがマイナスになることはそうないでしょう。
「〇〇さんはいつもニコニコしていて、感じがいいよね」
この文を見てどんな人物像をもちますか?恐らくほがらかな女性のイメージを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
これは「ニコニコしているのは女性である」という先入観からくるイメージです。
そう、性別を問わず笑っている人が好まれることは大前提ですが、
「男は度胸、女は愛嬌」-昔から存在するこのフレーズは良かれと思ってその姿勢を教えています。
ロッテは2月5日の『笑顔の日』を前に実施した「SNSと笑顔に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は1月14日~15日、有効回答は20~30代の働く女性400人。
働く女性の84.0%が「仕事でストレスを感じる」
現在、仕事においてストレスをどの程度感じているか尋ねたところ、「ストレスを感じている」人は48.0%、「すごくストレスを感じている」人は36.0%で、計84.0%が仕事でストレスを感じていることがわかった。
2015年から2016年にかけて笑顔が減ったと答えた人にその要因を聞くと、1位「仕事内容の変化、転職、就職等」(33.7%)、2位「遊ぶ機会が減った等」(12.3%)、3位「病気・けが等」(8.4%)、4位「失恋・離婚等」(6.1%)となった。
仕事がどれほどのストレスを与えているか、笑顔でいる余裕がなかなかもてない現状がわかるようですね。
ストレスを感じていると、表情筋もほとんど動かず、口角が下がり、いわゆる「疲れた顔」になってしまいます。
そんななか、「女性が笑顔になれる瞬間」はかけがえのないものであるといえるでしょう。
男だらけの職場に「華がある」という表現をするでしょうか?そこなのです。周囲に伝播する、女性の笑顔を守りましょう。それこそが職場の未来を明るく照らしうる希望であるからです。
何か無茶な追加をお願いする時
どうしても緊急で処理してほしい案件が出てしまうときもあるでしょう。そんな時、「これは〇〇さんの仕事だし、やってもらうのは当然」と言う考えは脳内でストップしてください。
〇〇さんはまさに仕事を終え片づけています。そこへまさかの追加を持っていくならば
「〇〇さん申し訳ないけど、どうしてもこれの処理をお願いします」
「・・・はい、わかりました」
「ありがとうございます!頼もしいなあ、助かります(ベストスマイル)!」
ここです。ここに笑顔をいれるかいれないかで印象は大きく異なります。
笑顔は伝播するという研究結果があります。笑っている人に悪印象は持ちづらいのです。
不明瞭な点を教える時
仕事のうえで不明瞭な点やわからない事は聞かれるでしょう。このシチュエーションこそ互いにストレスを感じやすい難関です。
はじめてやる仕事であれば、また新しく入社した職場ではなおのこと、普段のパフォーマンスが発揮できないというものです。
同じ質問を2回、3回としてしまう時もあるでしょう。そこに圧倒的に必要なのが笑顔です。「〇〇さん、何度もすみません。ここなんですが・・・」
「はい。〇〇ですね。大丈夫ですよ(ベストスマイル)!」
ここです。ここに笑顔をいれるかいれないかで離職率は変わるでしょう。エン転職が行った退職理由本音とタテマエアンケートによりますと、第一位は人間関係です。良好な人間関係は笑顔からです。厳しくするのといやな気持ちにさせることは異なります。質問をされないよりとても優秀なのです。
【『エン転職』の会員に対するアンケート結果を元にしています/アンケート手法:WEBアンケート/アンケート期間:2016年1月9日~1月15日 有効回答数1515名】
積極的に話題をふる
円滑なコミュニケーションに会話はつきものです。特に業務に関係なくても普段から会話をしておくに限ります。こんな時こそ笑顔を添えておくのです。
「最近とても忙しそうですね。何か困っていたりしませんか?」
「・・・そうですね。実はちょっと〇〇のことで」
「お役に立てるかわかりませんが、気軽にお話してください(ベストスマイル)!」
ここです。もちろんあなたに余裕があるときのみに限りますが、なるべくフォローはきめ細やかに。
何気ない会話だけでも、ずいぶん気が楽になるというものです。そこへ笑顔が乗っていれば安心感は段違いでしょう。
社内の挨拶こそ忘れがち
笑顔であいさつしましょう。まるで小学校で教えられることのようですが、これを完璧にこなしている職場は少ないのではないでしょうか。挨拶は大きな声でできていても、笑顔まで到達しないことも多々あるはずです。なぜでしょうか。笑顔を出すことはそれなりに力を使うからです。朝は軒並み全員調子がいい、ということは恐らくないので、声を出すだけで精いっぱい、または別に笑顔を出す必要性を感じない、と思っているかもしれません。
ここです。笑顔をここに盛り込むことでぐっと朝の雰囲気は変わります。また「お疲れ様」においても同じことが言えます。おはようからおつかれまで、笑顔でメリハリをつけましょう。女性がすごしやすいと思える環境づくりが大切です。
まとめ
ではおさらいです。
働く女性はいずれも忙しく、つい笑顔も途絶えがちです。しかし女性が笑顔で活躍することで、職場の雰囲気やパフォーマンスは飛躍的によくなることでしょう。いずれもあらゆるシチュエーションで鍵をにぎるのは笑顔です。なるべく自然に笑顔をだして会話ができるよう、まずは鏡に向かって笑顔を出してみましょう!
