

皆さんこんにちは。笑顔推進協会のライター浅井です。
皆さんは幼児向け番組を観たことがあるでしょうか。小さいときにはおそらく大半の子供たちがテレビにくぎ付けになってきたことかと思います。
我が家の子供は上が3歳、下が2歳のため、少しはテレビの内容も理解しているらしく、最近はアニメ番組を好んで見ていました。
そしてテンポよくアニメ番組をはしごしていてひとつのテーマを発見したのです。
「おしり」の登場回数のなんて多いこと!
幼児向け番組はおしりだらけ
そう、幼児が無条件で喜ぶワードランキングでトップであろうこの
「おしり」。他には「うんち」「おしっこ」などなど・・・シモのワードが大好きなのです。
そしてこれらがフィーチャーされた幼児番組のまあ多いこと多いこと。
それだけ広くこどもにはおしり、と認知され、それをもとにしたコンテンツが作られている証拠です。
作中のなかでおならをする(目に見えて黄色い)
おしりをだす(やたらプリッとしている)
トイレを我慢する(その後お約束のごとく漏らす)
・・・果ては、おしりそのものがキャラクタで主人公のものもあります。しかも探偵業を営んでいました。
おしりを使って遊んでみる
そして試しにわがやのこどもたちと遊んでいるときに
「ママのおしりが何か言いたいことあるらしいよ」と言ってみました。意味不明ですが。
それだけで「え?!なんで?おしり?!」とこの時点でテンションが100/80くらいです。
「こっそり聞いてみて」といっておしりに耳を近づけさせます。この時点で2歳のこどもは「なんで(笑)なんでよ(笑)」と笑い転げています。
そして頃合いを見計らい、
「わたしおしり(裏声)あっつおなら!ぶー!(裏声)」と大きな声で言います。
幼児たちは100/120で笑い転げていました。
なんでおしりがウケるの?
やはりおしりが、そこにまつわるシモのジョークがすきなのです。
別のタイミングではおしりがかゆいといっただけで大笑いしていました。
なぜこんなにもおしりが好きなのでしょうか。
こんな研究論文があります。
おしりがなぜおかしいかというと,それは隠しておかなければならないものだからである.自分たちにとっておしりは非常に身近な存在である.1~2歳児はおしりで生きているようなもので,共感から屈辱までさまざまな色調の体験が交錯するところであるかくしておかなければならないものが突然あらわになった時,その緊張をとく役割を笑いは果たしている(乳幼児における笑いの発達-1歳児から2歳児へー 友定啓子 19)
なるほど。「1~2歳児はおしりで生きている」の破壊力がすさまじいですね。
幼児の笑いは「緊張」と「解放/安堵」で構成されているといいます。
おしっこもうんちも隠れてする排泄行為、そしてそれが失敗せず出せた時に安堵を得、また生理的にも快感を得ていますね。そうした緊張の対象であるものが強調されるおかしさ、そうであるはずもないのにしゃべるおかしさ、そこに伴う解放感と安堵がこのおしりの笑点なのでしょう。
まとめ
幼児からすればおしりは最も身近でわかりやすく、自分事として毎日経験している重要なファクターなのです。小さいこども達と遊ぶ際にはこの「おしりあそび」もぜひ参考にしてみてください。
とても楽しそうに笑ってくれるかもしれませんよ!