
笑顔で好感度アップ
人間は視覚から沢山の情報を得ています。
特に人の細やかな表情を読み取る力はとても発達しています。
その表情の種類は、アメリカのカリフォルニア大学のポール・エクマンという心理学者によれば「喜び」「悲しみ」「驚き」「怒り」「恐れ」「嫌悪」という6つに分類できるそうです。
このうち、相手にポジティブな印象を与えるのは「喜び」だけだそうです。
6つも表情パターンはあるのに、少ないですよね。逆に言えば好印象を持ってもらうにはとにかく「笑顔」が重要、ということがわかります。
好かれる人というのは、この6つの感情に伴う表情をすなおに、文字通り「表情豊かに」表現できる人です。感情が読めない人に対してはなかなか心をひらきにくいですし、警戒してしまいますよね。
最大のアピールポイントである「笑顔」を上手に出すことができれば、人の心をつかむ人になれる、ということです。
第一印象は5秒で決まる
皆さんは初対面の人と対峙して、すぐに「いい感じの人だ」とか「気が合いそう」と感じたことはありますか?第一印象が定まるには6秒ほどかかるといわれていますが、門川先生によると5秒ほどで決まってしまうといいます。
笑顔が苦手だというスタッフは、作業に集中するあまり顔が無表情になりがちです。
この無表情により「やる気がない」と判断され続けていることを自覚していかねばなりません。もちろん業務になれない時期には仕方がありませんが、ある程度慣れがきたら笑顔をこころがけましょう。
この冒頭できまる第一印象は、その後の人間関係をすべからく決定します。
5秒間のうちに自然で印象的な笑顔をどれほど渡せるかが重要です。
そうすることで、第一印象を損なわないばかりか、プラスの面にもっていくことができます。
フレンドリーな人、開放的な人、優しい人、ということをさりげなく、しかし効果的にアピールできるチャンスなのです。
人は愛されたい、認められたい、大事にしてほしいといった「承認欲求」という欲があります。笑顔で接されると、相手が自分に好意や興味をもってくれたと感じ、この「承認欲求」が満たされ、相手であるあなたのことを好きになるのです。
たとえ普段の性格がそこまで明るくないと自認している人でも、最初の5秒の笑顔は心がけたほうが有効です。笑顔でアピールしておくことで、のちの人間関係を築きやすくなるからです。
