笑顔エニアグラム中嶋先生インタビュー

なるほど納得、笑顔エニアグラムインタビューです

皆さんこんにちは。日本笑顔推進協会のライター浅井です。

先日、当協会の学術顧問である中嶋先生に「笑顔エニアグラム」に関してお話を伺う機会を設けさせて頂きました。まだ笑顔エニアグラムを知らないという方、無料診断はやってみた…という方、「笑顔エニアグラム」はつまりどういうこと?を知っていただく機会になれば、と思います。それではどうぞ!

中嶋真澄

著書累計120万部のパーソナリティ研究家、作家
エニアグラムアソシエイツ主宰
関西学院大学文学部大学院修士課程(哲学専攻) 修了。執筆活動のほか、性格タイプに関する独自の研究に取り組み、自己理解・対人関係改善などをテーマにしたワークショップも行う。気づきのプロセスを深めるためにヨガの実践も取り入れている。著書に、『ドキッとするほどホンネがわかる ひみつの心理テスト』(池田書店)、『ココロの本音がよくわかる 魔法の心理テスト』(永岡書店)、『面白すぎて時間を忘れる心理テスト』(三笠書房)など多数。テレビ・雑誌などでの心理テスト作成・出演ほか、モバイル端末・web上の自己診断コンテンツの制作監修も行う。

公式サイト:https://majika-nakajima.com/

 

◆笑顔エニアグラムのねらいとは?

中嶋「個々人が、納得のいく仕方で笑顔へアプローチしてもらう、ということです。

例えば、「笑顔になってください」といわれて、素直にできる人とできない人がいる。性格や価値観が違うためです。そんな様々な反応をする人たちに対する知恵の提供が、笑顔エニアグラムのねらいですね。人にはそれぞれ得意不得意というものがあります。笑顔が必要だ、ということを頭では理解していても、笑顔になれない。モチベーションをあげることができないという実態の背景には、心理的な問題があるかもしれない。エニアグラムで分類していくとその個人のベースになっているもの、笑顔になることに対する抵抗というものがわかるのです」

 

浅井「なるほど、性格上なんとなくできない~・・・という大雑把なものではなく、分類されたベースがあるのですね」

 

中嶋「そうです。笑顔になることに対し、表情筋コントロールなどの【外側から働きかける】ものではなく、【内側から働きかける】、つまり心理的な部分を探ってあげる。そしてこれを何となくではなく、きちんと分類する。すると、何となくでしか感じられないものの輪郭が見えてきます。これを見てまず本人に自覚してもらうことが重要ですね。その何となくの中にある「こだわり」が見えてくるのです

 

浅井「掘り下げていくと、こだわりを発見できるのですね」

 

中嶋「そのこだわりを否定してはいけませんね。その人にとって大切なものですから。そこをねじ伏せて無理やり「笑顔になって」と言っても反発されてしまう。その人が大事にしているものに触れ、その人の強みを引き出し、自然に緊張をほぐしてあげねばなりません

 

◆共通理解の大切さ

 

中嶋「自分と他人においてここが自分と同じだ、ここが違っているという理解ができると、コミュニケーションは格段に円滑になります。反対に実態がつかめない、予測ができないともちろん円滑には進めることができません。例えば…接客業が苦手な方、なにがイヤって…」

 

浅井「お客様がこわい、とか?」

 

中嶋「そうですね。そのこわいというのも、わからないからこわい。さらにいうと仏頂面で来るお客様に対してはもっとこわいとおもってしまう。ある種の防衛反応と同じです。こういったこわがる気持ちは、相手にも伝わってしまうのです。

 

しかしここで、自分とは異なるいろんな人がいて、その人たちの内面にあるものもさまざまだということを理解し、そこに想像力を働かせることで、防衛する気持ちも弱まります。『怖い顔をしているのは、単に考え事をしているだけかもしれない』とか『買い物に一生懸命なだけなのね』と。そうして構えを解くことが、重要です。対人関係には常に緊張が働いています。誰しも苦手な人はいるのです。そんな苦手だ、と自分が思う人に対しては、よかれと思って接した態度でも相手にとってはよくないかもしれません」

 

浅井「それ、どう対応したらいいかなんてわからないですよね…。対人関係の難しさなのでしょうけれども」

 

中嶋「そこでまず土台となるエニアグラムなのですが、これはただたんに“人々をタイプに分類するもの”ではないのです。タイプから派生する、色々な価値観や考え、感じ方、その人らしい反応の仕方を知るものです。エニアグラムは“心の地図”と言われることがあります。私たちの心のメカニズムがわかりやすく配置されています。仰ったとおり、どう対応したらよいか?という指標になるものですね。自分探しと同時に、心の地図を持てることが特徴です。タイプがわかったからと言って決めつけるのではなく、そこから人ってこんなにも多様で面白いものなんだなあと思っていただければいいですね。

 

浅井「タイプ〇番だからこうなんだ~!ということではなく…?」

 

中嶋「はい。タイプが導きだされて、そこにこう書かれているからそうなんだ、ではないのです。ある物事が起きた時に、こんな風に考えてしまった、だからここが自分の〇タイプ的な部分なのか、というふうに考えたいです。ふだん気づいていない性格のクセ、それは心の習慣といってもいいと思いますが、それに気づくことによって、対人関係はより円滑になり、仕事や作業のパフォーマンスが上がることが期待できます」

◆エニアグラム思春期

 

中嶋「エニアグラムのタイプ診断をやると、自分や周りのひとを〇タイプだと言いたくなるものなのですけどね(笑)。実は、まわりのひとみんなをタイプにあてはめて盛り上がるのはエニアグラム思春期とも呼ばれています」

 

浅井「それでした(笑)」

 

中嶋「それはそれで盛り上がるのでいいのです。そのうちタイプのあてはめだけでは本来の目的にまでいかず、『この言動は、本当はどういうことなのか?』など、深層の意識に思いを巡らせるようになると、人間理解だけではなく自分や周りの人に対するさらなる関心と同時に、”愛“も深まると思います」

 

藤田「そこからは本当にエニアグラムの勉強…という感じですね」

 

中嶋「もちろんタイプだけでみても役に立つものです。自分の価値観でしか見えてなかった世界が、いろんな価値観があるんだ…というわかりやすい指針になりますからね」

 

◆エニアグラムと笑顔エニアグラムのちがいとは?

 

中嶋「それぞれが別のもの、ではありません。エニアグラムが元にあり、そこから視点を広げたものという感じです。『笑顔になること』が目的として掲げられたものが笑顔エニアグラムです。エニアグラムをもとにして色々な目的を設定できると思います。自分をより深く知ることであったり、マッチングサービスであったり。その中で笑顔エニアグラムは個人がよりよく笑顔を出せるようになるための、アプローチのひとつですね。これが素敵な笑顔だ!という評価の形(推奨される笑顔の度合い)はあるにせよ、心理的にある感覚をつかまないと、笑顔ができない方がいます。よって、その内面をほぐしてあげるわけです」

 

浅井「接客に必要な笑顔を、抵抗なく出せるようする…ということなのですね」

 

◆笑顔に抵抗のある人は結構いる

 

中嶋「笑顔に抵抗がある人は「作った笑顔って、作り笑いじゃない?なんでわざわざ作り笑いが必要なの?」と考える傾向があります。そこを自然な笑顔にしなければいけない。その気持ちを否定することなく受け止め、そのうえでなぜ笑顔が大事か、笑顔が必要かを理解してもらうのです。そうして捉え方の幅を広げ、内面を解放してあげれば自然な笑顔を出せるようになるでしょう。エニアグラムだけをやっていても、実は即効性がないのです。笑顔エニアグラム、という目的として据えておくと、笑顔という目的のためポジティブに取り組めるようになる。タイプの説明に則ってネガティブな面にフォーカスせず、ですね」

 

藤田「エニアグラムを深く知りたい方は、笑顔エニアグラムを突き詰めるのでは方向性が違う、と思っています。やはり、今困っている人事や指導の方が、指導してもスパンと響かないスタッフへの見地やアプローチにしてほしいですね。性格だから…で決めつけないためのツール。よくありがちな、人格否定や根性論などで片づけないように」

 

中嶋「そうですね。自分のやり方を押し付けてしまうのではなく、そのひとのいいところをひきだしてあげようとすれば、その人を活かすことになる。ステップとしては1対1で相手のタイプを知っていれば、やりとりが上手になると思います。あとは会社という組織全体が笑顔エニアグラムというものを理解して、コミュニケーションを図るときのハウツーを浸透させることができますね。縦横の人間関係を円滑にし、相手の心をとらえて、働きやすくて離職しにくい環境をつくる。こうなるのは非常によい結果です」

 

 

◆笑顔エニアグラムをすすめたい人

 

中嶋「笑顔エニアグラムに関して言うならば、接客業や対人関係のお仕事をしている方にはすべておすすめです」

浅井「初動としての具体的な使い方といいますか、まず人事の方、トレーナーの方はどうすればよいでしょうか?自分探しにはいったほうがいいのか、これをどんどんつかってコミュニケーションをとっていくべきなのでしょうか?」

 

中嶋「もちろんコミュニケーションをとっていってほしいですね。そしてできることならデータをとってみることをおすすめします。人がどのように動くか分析するためのツールにすると良いでしょう。エニアグラムは、特定の価値観にひっぱっていくものではありません。価値観は多様ですよね。すべての人の価値観を受け入れる。まずそこです。もしかしたらその人材は会社のなかで生きるすばらしい能力を潜在的にもっているかもしれないのに、気づいてない可能性があります。それを引き出したり、こう活かしたらどうか?という指針になり得ます。全体の価値観の受け皿があり、そこに笑顔という目標があり、ひとりひとりを大切にする。それが笑顔エニアグラムですので、指導者の方には得にオススメしたいです」

 

中嶋「ちなみに…笑顔エニアグラム的にタイプをあてるとすると、こんなことが言えるかもしれません。例えば、タイプ1の方が笑顔が必要と思えば、笑顔になるべきだ!とつい一生懸命になり、力がこもってしまうかもしれませんね。それじゃ、笑顔になりにくい(笑)。タイプ5の方なら、あまり表情が変わらないクールな方が多いですし、タイプ8の方なら、面白くもないのになんで笑顔になんかなれるんだ!と抵抗感を持つかもしれません。タイプ6の方なら、マニュアル通りの笑顔をきちんと作ろうとして、かえって緊張し、顔がこわばってしまうかもしれませんね。自分が緊張すると、お客様も緊張させてしまいますね」

 

浅井「マニュアル通りでもやってくれるだけ、いいかもとも言えますね(汗)」

中嶋「エニアグラムの性格タイプは基本的には9つに分類されてはいますが、さらに掘り下げると対人態度や問題解決における共通グループがあり、また9つのタイプから派生するサブタイプや、別の角度からみて27のバリエーションに分類する見方もあります。深層心理を掘り下げていく見方もあります。また、同じタイプの人でも健全度の高い人からちょっと困ったちゃんまでを見分ける記述もあります。エニアグラムではそういった様々な視点から自己理解・他者理解を深めていくのですが、これは個人の経験だけからくる自分目線ではできないことです。人間というものを全体から俯瞰し、自分自身をも全体からとらえる、いわば“神視点(神目線)”がもてるのです。様々なタイプをすべて受け止めるので、どんな方でも「理解してもらえない」「皆わかっていない」と孤独にうちひしがれることなく・・・。言うならばこの神視点よりさらに慈愛のこもったニュアンスを含められる“天使目線”という表現を、最近、私は好んで使っています」

 

浅井「天使目線、なんか響きがかわいいですね。このタイプ分けですが、変わることはありますか?」

 

中嶋「ベースにあるタイプは変わりません。しかし一般的にちょっと困った傾向にある人のは、そのままどんどん類型化していきます。感じ方のクセ、思考のクセ、行動のクセに同じようなかたよりがあるのです。なので、例えばクレームですが、次は起こさないように、としていても避けたいことを自ら引き起こしてしまったりします。このパターンを変えていきたいです。重ね重ねになりますが、そこを変えるためにはまず自分を知らなければいけません」

 

◆笑顔エニアグラムのパターンは遺伝?

 

浅井「このベースのパターンは、親から受け継ぐもの…つまり遺伝なのでしょうか?」

 

中嶋「エニアグラムの考え方では、人には生まれ持った本質があるとされています。その本質の上に性格が形作られていくのですが、性格のもとにあるのは気質ですね。気質は体質と関連があります。もちろん、そこには遺伝も関係しているでしょう。けれども、エニアグラムで本質と考えられているものは、よりスピリチュアル(霊性的)なものを意味しており、これは科学では解明できません。エニアグラムの心理学は、古代の思想から科学としての心理学が派生し発達してくる以前の人間学に基づいています。

 

浅井「そこがまた笑顔エニアグラムの人を惹きつける魅力でもある気がします。…と、まだまだ伺いたいことはあるのですが、お時間がきてしまいました。今回はこちらで一旦おしまいにさせていただきます!中嶋先生、ありがとうございました!」

 

中嶋「ありがとうございました!」

 

さて、いかがでしたでしょうか。

笑顔エニアグラムはエニアグラムをもとにした、「笑顔」になるためのツールということがお分かりいただけたかと思います。

筆者においても、笑顔エニアグラムに対して文中に登場した「エニアグラム思春期」であったところがあり、ハっとしました。性格診断やチャートなどが好きな方にとっては、タイプ分けがゲーム感覚で楽しい部分でもあります。

しかし、リアリティとのつながりを意識してもらうことで、より実用的な知識になるのです。

接客業をお仕事にしている人はもちろん、日常生活においてもコミュニケーションの助けになるでしょう。例え相手のタイプが判明していなくても、冷静に分析し、認知の幅を広げることで余計なストレスを感じなくて済むようになります。

 

協会では今後も笑顔エニアグラムのセミナーなどを開催していきます。ご興味のある方、笑顔指導でお困りの方はぜひご利用ください。

中嶋先生、ありがとうございました!

笑顔が輝いていました₍^^₎

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ABOUTこの記事をかいた人

浅井菜緒 大学卒業後に人材系アウトソーシング企業に入社。営業、人事、監査などを経て、雑貨の商品開発部へ。数多くのヒット商品を生み出す。その後接客教育のコンサルティング事業部へうつり、現場での指導を行う。出産の為3年ほど休職し、現在はコピーライティングを手掛ける。2児の母。