

Happiness concept, hand drawing smile cloud on blue sky background
こんにちは。日本笑顔推進協会のライター浅井です。
先日2歳の長男と外を散歩していたときのことです。
長男は明るい性格ですぐいろいろな人に自分から話しかけにいきます。その日は道行く人に出会うたびにニコニコしながら「こんにちはー」と声をかけていました。
驚くべきはその返答率です。
100%でした。
もちろん全員がその場で出くわしただけの見知らぬ方だったのですが、「老若男女問わず、長男に「こんにちはー」と声をかけられた人は9割が「こんにちは」と笑ってくれたのです。
無視する人はおらず、会釈だけだった方は1名だけでした。
幼児パワーはすごい。
笑顔で小さなこどもに挨拶されると、人は無条件で笑顔になるようです。
ひいては、小さなこどもが歩いているだけでも話しかけられます。
「上手に歩いてるね」「かわいいね」
これは高齢のかたに多いように感じます。
見ず知らずの出会いがしらの人ですら一瞬で笑顔に変えてしまう笑顔。
長男はいかにも「楽しそう」で「明るく」て「挨拶したい」という気持ちが全身からあふれているように見えます。
そこに人の心を一瞬でつかむ秘訣があるのではないでしょうか。
しかしはたと気づきました。
幼児だから。
見た目が幼児であるから。これはもしかして理由の8割…いや9割にのぼるのでは?
大の大人が急に見ず知らずの人に「こんにちは^^」と挨拶したら警戒されるはずです。いや自分がされたら警戒するとおもいます。
よくて「お知り合いだったかな?」と軽く会釈を返して頂けるかどうか・・・。
しかしこの見ず知らず同士の挨拶がよしとされる文化があります。
山の挨拶です。
山で道行く際は出会った人同士が「こんにちは」と挨拶をかわすのがローカルルールとして定着しています。
この起源は諸説ありますが、多くは
気持ち良い山登りのためのマナーとして。
山での事故対策における目撃情報として。
山での情報交換として。
などが挙げられるようです。
確かに山で会う人に笑顔で挨拶されると妙にうれしいといいますか、頼もしいような心強いような感じがしますよね。
また挨拶した人の服装など少しでも特徴をつかんでおけば、いざという時の情報として頼りになりそうです。マナーと事故対策がうまく共存したとてもよい文化であるとおもいます。
外はもう秋ですね。
皆さんもたまには山登りをして新鮮な空気を吸って、笑顔で「挨拶コミュニケーション」をとってみてはいかがでしょうか?